「大変残念ながら・・・」
面接不合格はメールで連絡が来る前になんとなく雰囲気でわかることが多いと思います。返答まで長い時間がかかっているときは、落ちていること多いですよね。
そして、落ち込んだり、恨んだり、「見る目がない!」と怒ったり・・・。
本当に行きたい!と思っていた会社ほど、ショックは大きいと思います。
でも、「転職する」と決めたあなたは、何度倒されても、もう一度立ち上がって進んでいくしかありません。
そして、ひとしきり悲しんだり怒ったりした後は、落ち着いて考えてみてください。何で落とされたのかと。
一次面接で落とされるのは、主に経験・能力・職務内容・勤務条件などががマッチしていないことが考えられます。これはある意味仕方がありません。
2次面接の観点
一方、二次面接で落とされるのは、社風や役員の好み・ポリシーとのアンマッチという判断が多いかと思います。最終面接を担当する事業部長や役員クラスはほとんどが
「うちの会社は特殊だからなー・・・」
と思っています。40代のベテランの採用は卓越した経験・能力と同時に「環境に順応する力」を求めています。
つまり、「うちの会社に順応しつつ、かつ、新風を吹き込んでくれるか?」ということです。自分軸がありすぎても、なさ過ぎてもダメなのです。難しいですよね。
落とされたあなたは、面接官がハイキャリア人材の採用時に気にする次の観点でバツが付いたのかもしれません。
・社風に合わせられる柔軟性があるか?
・自分のポリシーや、やり方にこだわりすぎないか?
・クセのあるプロパー社員や上層部とも上手にやっていけそうか?
・多少のいやなことがあっても辞めない覚悟が感じられるか?
・環境のせいにせず、自ら切り開く力があるか?
・自分の仕事に誇りをもち、知識・スキルに磨きをかけているか?
・この年でも自分を変え、成長する気がありそうか?
これらの観点で、良い印象を持ってもらえる返答ができていたか、振り返ってみてください。もっと言えば、現職においてこれらができているか、振り返ってみてください。
なにか1つでも反省材料が見つかったら、その不合格は決して無駄ではありません。
そして反省を自分の行動改善につなげられたら、理想の転職に必ず一歩近づけます。