鎌倉五山第四位の浄智寺である。
拝観料は弐百円。ありがたい限りだ。
谷戸の中に佇む鎌倉の名刹である。
北条宗政の菩提を弔うために1281年頃に創建された。
入り口には鎌倉十井(じっせい)の甘露の井がある。
池の奥にあるのが甘露の井。
総門をくぐって進む。
ご本尊の三世仏。
公式HPから引用する。
「阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒如来は、それぞれ過去・現世・未来の三世に渡って人々の願いを聞き入れてくださるというありがたい仏様です。
本堂の「曇華殿(どんげでん)」の名は、三千年に一度だけ咲く伝説の優曇華(うどんげ)の花に由来します。 三世仏にお参りすることとは、そのくらい有り難いことであるとの顕れと言えましょう。
阿弥陀様の手は定印(じょういん)(悟りを開いた時の心の安定を表わす)を結んでいて、よく見るとお釈迦様は右手が下、弥勒様は左手が下と、少しずつ違います。
一度火災で焼失し、今の像は南北朝時代に作られた木造です。仏様の両脇に垂れた長い衣や、床の黒い敷瓦などは中国から伝わった「宋風(そうふう)」の特徴です。
引用終わり。
一度に三世仏にお参りができるとは有り難い限りだ。
ビャクシンの古木。
市天然記念物コウヤマキ。
枝ぶりがすごい。
境内の井戸の跡。
奥は墓地になっている。
生きる者とあの世の者が同居する空間。
竹林もある。
仏さまに気を使いながら奥へ行く。
横井戸。
境内にある井戸。きこきこするとちゃんと水が出る。
竹林もある。
イワタバコの花。
可憐。
境内奥の洞窟には彌勒菩薩の化身と言われている、鎌倉江ノ島七福神のひとつである布袋尊の石像がまつられている。
法事などで使う場所なのだろうか?
手前から奥に抜ける奥に景色が絵的である。
境内の緑に癒されたくなった時、訪れたくなるお寺である。
合掌