ずいぶん間が空いてしまったが、池袋東武の懐かしの昭和展の続きを書こう。
ランボルギーニミウラだ。
小さい頃はみんなカウンタックに夢中でミウラが好き、というマニアックな子供はいなかった(自分の周りには)。
この歳になってあたらめて見てみるとスポーツカーというよりレーシングカーに近いなーと思った。
カッコ良いのはカウンタック、速そうなのはミウラという感じだ。
やはり旧車のデザインは魅力的だ。
テールライトがシンプルでカッコ良い。
ミウラのエンブレムもとてもアーティスティックだ。
斜め後ろからのシルエットもまた良い。
コクピット。ぶっとい皮巻きはこれじゃないとステアリングが重くて回らないからだろう。
この曲面の造形は芸術だろう。
厚みのあるファットなタイヤが力強い。
リアカウルがガバッと開いて、横置きのエンジンが現れる。
ファンネルが剥き出しで思いっきり空気を吸いそうである。
エンジン音を聞いてみたい。
タイヤの太さが、レーシングカーのそれのようである。
ドア後ろあたりからエアを取り入れるようだ。
フロントもカウルがガバッと開く。フルサイズのスペアが入っている。
整備性が良さそうであった。
ミウラは目が特徴的だ。小さい頃はこのデザインがあんまりカッコよく感じなかった。
だがこれがイタリアンデザインの遊び心なのだろう。
ライトをポップアップしたところは初めて見た。
全幅は1800mmもない。なのにワイド感があるのは全高が低いからだろう。
全て素晴らしい状態でキープしているようだった。
パーツなどは中々手に入らないのだろう。
タイヤやブレーキパッドなどの消耗品も中々手に入らないとすれば走らせたくても躊躇してしまうのかもしれない。
それでもこのような車を大切に大切に保存、整備し、このように見せて頂いてくれることに尊敬と感謝の念を禁じ得ない。
オーナー様、展示企画、運営の皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。