日蓮宗妙法寺。
苔寺とも呼ばれている。
日蓮聖人が鎌倉に入って最初に小庵を結んだ場所と伝えられている。
総門。
参道の右側にある受付で拝観料300円を支払うと、火をつけたお線香をいただけるので本堂に供えてお参りする。
12月第2週~3月中旬、7月第2週~9月中旬の期間は、土・日・祝のみの拝観となっているので注意が必要だ。
立派なご本堂。
御本尊は一塔両尊四師。日蓮門下独特の奉安形式だ。
特別な機会にしか公開されていない。
奥に入る門。
彼岸花が咲いていた。
仁王門。
仁王門から見る苔石段。
二本の苔の石段がある。
左側は通れないが、右側は登ることができる。
苔を傷つけないように細心の注意を払って登らせてもらう。
苔好きにはたまらない。
春の頃は新緑の苔が芽生えるので更に美しいだろう。
法華堂。
法華堂前の苔もまた美しい。
石段の上から仁王門を見下ろす。
奥にあるのは鐘楼。
更に上に登る石段。
ここも苔むした石段を登ることができる。
苔を傷つけないように静かに登る。
小庵跡。
日蓮聖人がこの場所に庵を結び、二十年に渡ってお住いになったという。
更に山を登ったところに護良(もりよし)親王のお墓がある。
石段はあるが、かなりワイルドな山道である。
一登りするとぱっと視界がひらける場所に出る。
鎌倉市街と由比ヶ浜、稲村ヶ崎を望む。
護良親王のお墓。
歴史と趣を存分に感じられるお寺であった。
合掌