りた郎のblog

海、ディンギー(ヨット)、鎌倉、お酒など思いつきブログ

稲盛和夫さん、ありがとうございました

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稲盛和夫さんが逝去されました。

京セラを起業し、世界に冠たる企業に育て上げ、メガキャリアの一角をなすKDDIを生み出し、経営破綻したJALを復活させた経営の神様が亡くなりました。

経営者としての高い実力と、人間性、人格者としての崇高さが共存する、本当に稀有な存在だったと思います。

この「りた郎のblog」の「りた」は稲盛さんが著書の中で繰り返し語っている「利他」が由来です。

 

会社とは「利益追求を目的とする組織」と新入社員研修で教わりました。

「売り切る力」が大切で「目標必達」が命だと刷り込まれました。

でも店員として働いているとその真のモチベーションは、目の前にいるお客様に役立ちたい、お客様に喜んでもらいたいという気持ちに他ならず、教えられたこととの矛盾を感じて悩む中、明快な答えを示してくれたのは稲盛さんの著書でした。

 

利他の心を持って、正義を貫き通すこと。それは苦労の連続ではあるが間違いなく正しい道であり、その結果として社業の発展があると。

本当にシンプルな考え方です。

成果、評価、給料、出世、仕事のやりがい。サラリーマンとして思い悩み、周囲に翻弄されるなか、灯台のように道標を示してくれたのは稲盛さんでした。

「利他の心を持って正義を貫くだけで良い、結果はあとからついてくる」と。

 

私はサラリーマンとしての第4コーナーを回りつつあります。

稲盛さんの著書を読み返してみよう。

そして今一度自分の仕事の意義を見つめ直し、利他の心を持って尽くしていこう。

 

稲盛さん、本当にお疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。